木はよく燃えるのに耐火?
1.耐火性能とは
外部からの火災においても内部からの火災においても、倒壊や燃焼を1時間もちこたえることが
できる性能です。

  それには、外・内壁材、壁、天井が1時間で燃えてしまわないようにする必要があります。
  このマンションの床・天井部分は吉野石膏の製品を使用しています。

床部分
フローリング12mm厚

アスファルト系遮音マット

タイガースーパーハード 12.5mm厚

合板28mm

床梁

天井部分
グラスウール24kg/㎥・50mm厚

タイガーボード12.5mm厚2重張り



外    装/デラクリート12mm
        セメントボードは耐アルカリ性ガラス繊維ネットを埋め込んで補強したもので
        防火性、耐水性、耐凍結融解性、耐久性に優れています。
        防火性能に対し、国土交通省の認定を受けています。
        準耐火60分に適合します。

耐火性能/床面:スーパーハードを張ることにより準耐火60分に適合
        天井:タイガーボード12.5mm厚を二重にすることにより準耐火60分に適合
        界壁:構造用合板9mm+グラスウール24kg/m3・
50mm厚+タイガーボード12.5mm厚
           タイガーボード12.5mm厚を二重にすることにより準耐火60分に適合

        施工中の様子はこちらでご覧いただけます。→



2.木がよく燃えることはどうなの?

 まず、皆さんに知っていただきたいことは、鉄でもコンクリートでも全て燃えるということです。
 酸素と結合することを燃焼と言います。
 ただ、木は昔から燃料にされているのも事実です。
 鉄が燃焼している状態は溶接で見るくらいですね。


加熱時における材の強度変化をあらわしたグラフがあります。
01h.gif






「鉄・アルミニウム・木材の
加熱による強度の低下」 
(財)日本木材総合情報センター 





木材・アルミニウム・鉄を同じ条件で加熱した場合の、時間による強度変化を見ると木材は他の
材に比べ、強度の低下が緩やかです。

これは、木が燃えると表面が炭になる
からです。

表面の炭化層が酸素を遮断する為、火が内側まで進むのに時間がかかるからです。



3.新宿火災で多くの人が亡くなった原因は何だったでしょうか。
 1時間以上外に脱出できないのが原因でした。
 耐火性能1時間は、1時間で非難できるであろう想定の元に設定されています。
 そして一酸化炭素他のガスを吸わない、そういったガスが出ない内装材が大切です。


次回は木材の良さを知っていただきたいと思います。